こんにちは。港区OLみきです(*´艸`*)
米中貿易摩擦のニュースで見ている中、「利下げ」や「金融施策」など、聞き慣れない言葉が飛び交ってよく分からないな〜思っていた私。
これから投資道を突き進むにあたり、私なりに色々勉強をし始めています_φ(・_・
(わからない言葉の説明文を読んだら、その中にまたわからない言葉があって、いつまでたっても答えにたどり着かないという、初心者あるあるに陥ったりもしましたorz)
そこで!
今回は、金融政策や為替への影響について、私自身の備忘録も兼ねて記事にしてみました!
私のような投資初心者の皆様に少しでも参考になってくれたら嬉しいです(・∀・)
金融政策とは
為替相場において、金融政策は最も重要な要素の一つと言われています。
金融政策とは、金利を上げたり下げたりして、安定した経済成長を促す・目指すための政策のことです。
・・・と言われてもあまりピントきませんよねw
簡単に言うと「世の中に流通するお金の量をうまいこと調整しちゃうよ!」ということです。
【景気が悪い時】
利下げを行う → お金を消費や投資に回しやすくする
【景気が良い時】
利上げを行う → 景気の加熱やインフレを抑制しようとする
利下げや利上げといった金融政策を行うことによって、世の中のお金をうまいこと循環させることで、経済全体を安定させるのです。そうすることで、経済を安定させて、失業率を低下させたり、生活水準を向上させたりすることを実現するのです。
アメリカの場合、FRBという機関が開催するFOMCという会合で、金融政策(FF金利の調整など)の内容を決定します。
聞き慣れない言葉ばかりですね...orz
それでは1つ1つ説明していきたいと思います!(頑張れ私!w)
FRBとは
FRBとは「The Federal Reserve Board」の略で、アメリカの金融政策に足して責任を持つ機関(中央銀行)を表しています。
金利を操作したり、世の中に出回るお金の量を調整したりします。日本でいうところの日本銀行ですね。
ただ、アメリカの市場は大きく、世界の基軸通貨である「ドル」に対する金融政策を行うため、FRBの一挙手一投足がアメリカだけではなく、世界全体の市場へ大きな影響を及ぼします。
ポイント
FRBの動向は、アメリカ国内だけではなく、日本の株式市場にも大きな影響あり!
FOMCとは
FOMCとは「Federal Open Market Committee」の略で、「連邦公開市場委員会」と呼ばれるFRBが開催している会合のことです。

FOMCは年8回開催(年によって開催月が変わりますが、1〜2ヶ月に1回の頻度で開催)され、この会合で金利政策に関して議論し、実施内容を決定します。
FOMC開催後(FOMC開催最終日(日本時間だと翌日)には声明文というものが公表され、議論された内容は政策決定日(FOMC開催最終日)の3週間後に公表されます。
私たち投資家は、その声明文をもとに市場への影響を予想する感じですね。
声明文では以下の様な内容が発表されます。
・アメリカ経済がどのような状況か
(ex. 経済が成長しているか)
・雇用や失業率がどのような状況か
(ex. 雇用が伸びているか、失業率が下がっているか)
・経済状況や雇用状況などを考慮して、どのような金利政策を実施するか
(ex. 金利の引き下げ/引き上げを行うか)
2020年のFOMCの開催は以下を予定しています。
・1月28日〜29日
※日本時間 1月30日午4時に声明発表
・3月17日〜18日
※日本時間 19日午前3時に声明発表
・4月28日〜29日
※日本時間 30日午前3時に声明発表
・6月9日〜10日
※日本時間 11日午前3時に声明発表
・7月28日〜29日
※日本時間 30日午前3時に声明発表
・9月15日〜16日
※日本時間 17日午前3時に声明発表
・11月4日〜5日
※日本時間 6日午前4時に声明発表
・12月15日〜16日
※日本時間 17日午前4時に声明発表
FF金利とは
FF金利とは「Federal Funds Rate」の略で、FRBが市場を操作する目的で調整を行う政策金利のことです。この政策金利はFOMCで決定されます。
ニュースで「利下げが実施された」と報道される場合の金利とは、このFF金利のことを通常指しています。

利上げ&利下げとは
利上げ
政策金利(FF金利)を上げることです。
利上げを行うと、企業の設備投資が抑制され、個人の消費意欲も下がるため、景気にブレーキがかかると言われています。そのため、金利が上がりぎると、景気が急速に悪化する恐れがあります。
そのため、金融政策において、金利の上げ幅や時期については、慎重に見極めて実施することが重要になります。
利下げ
政策金利(FF金利)を下げることです。
利下げを行うと、企業や個人がお金を借りやすくなり(利息が下がるので)、個人消費が刺激されることで、景気が良くなることが期待できます。
ただし、金利を下げすぎて、ゼロ金利になった場合、本来、利下げで得られる効果が期待できなくなり、マイナス金利など別の対応を講じる必要がでてくることもあります。
為替相場への影響
一般的にはFRBが利上げ・利下げを行うと次のような影響があると言われています。
【利上げを行った場合】
・ドル相場 → ドル高
・米国株式 → 下落
・円相場 → 円安
・日本株式 → 下落
【利下げを行った場合】
・ドル相場 → ドル安
・米国株式 → 上昇
・円相場 → 円高
・日本株式 → 上昇
ただし、これはあくまでも一般論であって、実際にこの通りになるとは限りません。誰も100%予測することはできないのです。
株価であれば、業種によっても変わりますし、市場関係者の予想との乖離があるかないかでも、どのような影響が出るのか変わってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にポイントのおさらいです。
ポイント
・金融政策とは、金利を上げたり下げたりして経済成長の安定を目指す政策
・FRBの動向は、アメリカ経済だけではなく、日本の株式市場にも大きな影響あり
・利上げを行うと景気にブレーキがかかる
・利下げを行うと景気の回復が期待される
2020年のアメリカ大統領選を前に景気を重視するトランプさんは、FRBに対して利下げを求める圧力を強めているとも言われています。(パウエルさんに対して色々発言してますよねw)
米中貿易摩擦の激化で世界経済の先行き懸念が高まっている中、FRBの動向は注視していきましょう!
おしまい♡