投資家の皆様〜
運用状況はいかがですか〜?
昨今の株式市場はトランプさんの発言一つで株価が上下するジェットコースターの様な状況ですが、投資家の皆様はそれも一つのイベントとして楽しんでいるのではないでしょうか。
そんな中、今回私がお届けするのは
初心者必見! 高配当銘柄の選び方を教えちゃうぞっ!です!
初心者の中には意外と知らない方もいらっしゃると思うので、基礎知識として最低限押さえておきたいポイントとして伝授したいと思います♪

こんな方におすすめ
- 投資初心者
- 高配当銘柄の選び方のポイントを知りたい
- 港区OLみきの体験談(失敗談)を読んで、ほくそ笑みたい ←
目次
私の体験談
※体験談に登場する銘柄をディスる意図は一切ありません。
私は2019年8月から米国株投資を始めたのですが、その前から投資自体には興味があったので、少しだけ日本株や投資信託に手を出していました。
その頃は投資に関する知識は皆無と言っても過言ではなく、「株を持っているだけで配当金というのもがもらえる」「投資信託であればほったらかしでも儲かる」といった、良い面しか見えていませんでした。
そんな投資デビューしたてのド素人が右も左もわからないまま購入した銘柄の一つである"住友商事さま"に関して、先日事件が起こったのです。
それがコチラ↓
ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ😱😱
コレや!
→「住友商の20年3月期、純利益6%減に下方修正」 pic.twitter.com/V9bwihUkY6— みき@投資&ブログ初心者 (@investor_miki3) November 1, 2019
これはビックリしましたね。
これまで少しずつ積み上げてきた含み益の大半が一瞬にして吹っ飛びましたよ。
これだから含み益はマボロシなんですよ。
※株価急落の要因は減益と減配のダブルパンチでした
動揺を隠せずに挙動不審な動きをしている中、私は師匠(勝手に慕ってますw)である投資OLちゃんさんとやりとりをしていました。
「そういえば、師匠はこの銘柄に投資してなかったな〜」とツイートを見ていたときに、見覚えがあるパワーワードが目に飛び込んできたのです!
「累進的配当政策」
・・・うん。聞いたことある。
・・・なんかめっちゃ強そうな政策。



累進的配当政策については後ほど説明するとして、私が住友商事の株を購入した理由についてお話しましょう。
購入した銘柄について
住友商事は日本の5大総合商社のうちの一つです。5大総合商社に含まれるのは他に「三菱商事」「三井物産」「伊藤忠商事」「丸紅」という名だたる企業となります。
就活生が選ぶ人気企業ランキングで常に上位にいるイメージが強く、要は"日本屈指の大企業であり、総合商社界の五天王のひとり"なのです。
購入した理由
当時、私が住友商事の購入を決断した理由は2点のみです。
・日本屈指の大企業であり、総合商社界の五天王のひとり
・配当利回りが高い(4%後半)
・・・私の座右の銘のひとつである「シンプル・イズ・ベスト」に忠実に従ったのです(嘘)
いま思えば、ある意味決断力があったんだな〜と関心w
今回の体験を通して私が思ったこと
私が今回の体験を通して思ったことは以下3点です。
ポイント
・日本屈指の大企業であっても減配することがある
・配当利回りが高いというだけで銘柄を選ぶのは危険
・累進的配当政策を宣言しているかをチェックしておくべきだった
・日本企業は米国企業と違い「株主第一主義」の風潮が弱い
次章以降では、先程説明を端折った「累進的配当政策」と「高配当銘柄の選定ポイント」について説明していきます!
累進的配当政策とは
累進的配当政策とは、減配をせずに前年の配当額を維持、または前年の配当額より多く配当金を出すことです。
言い換えると、「もし業績が悪くなったとしても配当金は減らしません!」「業績が良ければ株主の皆様に還元します!」ということです。

ここで注意していただきたいのは「業績が良くて結果的に累進的配当を実施している」事と「累進的配当を宣言したうえで累進的配当を実施している」ことは全く異なるという点です。
「業績が良くて結果的に累進的配当を実施している」
=たまたま減配をせずに配当金を維持または増配できている
「累進的配当を宣言したうえで累進的配当を実施している」
=株主に対して宣言をしている為、意図的に配当金を維持または増配している
結果は同じでも、”たまたま”か”意図的か”で全く意味合いが違いますよね!
なので、累進的配当政策を宣言するということは相当の覚悟がないとできないとも言えます。
日本だと、三菱商事や三井住友FGが累進的配当政策を宣言してますね。
高配当銘柄選定のポイント
累進的配当政策を含め、これから紹介するポイントは私的に(最低限)チェックをしたほうが良いと思っている内容です。
また、紹介するポイントだけを基準に銘柄選定をすれば良いわけではないので、その点はご注意ください!(*´ω`*)

誰一人として将来のことを正確に予測することはできないのです。
もしその様なことを言っている人がいたら、ペテン師だと思って下さい!
配当利回り
配当利回りとは株価に対してどのくらい配当金をもらうことできるかを表した値です。
ポイントに挙げておいて恐縮ですが、詳しい説明は不要ですね。
配当利回りが高いことに越したことはありませんからね!!!
私的には、3.5%(できれば4%)以上の銘柄がベターだと思っています。
銀行預金の場合は1%を遥かに下回る利息しかつかないので、それに比べると3.5%でもかなり高い利回りということがわかりますね(´ε` )
配当利回りは「(配当金 ÷ 株価) ×100%」で計算されます。
ちなみに、株価が低いがために配当利回りが高くなるケースがあります。
「株価が低い=業績が悪い・何らかのリスクが存在する」という傾向になるので、配当利回りだけを見て銘柄を選ぶのは危険です。
増配履歴
あなたが気になっている銘柄がここ数年〜数十年の配当履歴をチェックしてみましょう!
「業績が悪いときに配当金がどのように変化しているか(減配?維持?増配?)」「何年連続で増配しているか」などをチェックすると良いです。
業績が悪くなると減配する銘柄は多いですが、逆に業績が悪くても減配せずに前年同等または増配する銘柄もあります。
一概には言えませんが、業績が悪くても減配しない企業は株主をより大切にしている企業だと言えますね。
日本だと「花王」が29年連続で増配していますね。
アメリカだと「P&G」「コカ・コーラ」「ジョンソン・エンド・ジョンソン」など、30年以上増配を続けている企業が50以上も存在します。

配当性向
業績の大幅な浮き沈みがなく、安定している銘柄であるかも重要なポイントです!
ここでチェックすべき指標が"配当性向"です。
配当性向とは、利益の中から配当金をどの程度支払っているかを表した値です。
配当性向は、50%以下が無難な値です。
配当性向は「(1株あたりの配当金 ÷ 1株あたりの利益) ×100%」で計算されます。
まれに配当性向100%(利益の全てを配当金に回す)銘柄もありますが、そのような銘柄は業績が悪化した場合に減配するリスクがあるので注意が必要です!
累進的配当政策の宣言有無
「配当利回り」「増配履歴」「配当性向」が申し分なく、累進的配当政策を宣言している企業(銘柄)であれば、高配当銘柄として投資対象の"候補"に入れて良いと思います(・∀・)
銘柄選定について最後に一言
他にも銘柄選定をする際に使える指標として「キャッシュフロー」「自己資本比率」「ROE」「PBR」など色々ありますが、全てをチェックするのはかなりの労力が必要です。
投資経験を積んで、色々な指標を駆使してより精度の高い分析ができるようになるのが望ましいですが、まずは私が挙げたポイントに絞ってチェックしてみるのをオススメします。

また、皆さんが投資をしているのは"株"です。
ですので、どの様なリスクがあるかを押さえておくことも大切なポイントです。
「株価が下がるかもしれない」「会社が倒産するかもしれない」など。
そのリスクを踏まえた上で、異なるセクターや複数の銘柄に投資するなどリスク分散はお忘れなく。


まとめ
今回の体験を通して、やっぱり投資は難しいな〜と思いました。
ただ、事前に自分で出来ることをしておくことで、損をするリスクを抑えることもできます。
この記事に書いてあることを実践することで、少しでも皆様の投資家ライフが良い方向に進めば嬉しいです♪(*´艸`*)
ポイント
・"配当利回りが高い"という理由だけで銘柄選定をするのはNG
・「連続増配銘柄か」「累進的配当政策を宣言しているか」を確認する
・「累進的配当政策」を宣言している銘柄は優等生
・米国は「株主第一主義」の風潮が強いので、配当金狙いの投資家に向いている
Good Luck♡